久しぶりに小難しいこと抜きに観れる映画だった。
ダンジョンズ&ドラゴンズを映画館で観た。
ここ最近映画を観てなかったし、なんとなく元気を出したかったので、Twitterで評判が良さげなこれを観てみることにした。
(直近で観たのはエブエブとミッドサマー。エブエブは頭空っぽでみるには複雑だし、ミッドサマーは元気とは程遠い)
最初はシン・仮面ライダーのほうが気になっていたけど、どうもNHKでやったドキュメンタリーとかの感じから元気が出る物語ではなさそうなので、こちらはプライムビデオへの登場を待とう。
ダンジョンズ&ドラゴンズ自体はTRPGが元ネタのようのようだけど、当然知らない。
予告は映画館やネットに流れているやつを断片的に見ただけで、冒険ファンタジーもの?ぐらいの印象。
映画館での客入りはまばら。
始まると序盤から「これTwitterで見たことあるやつだ」というようなシーンが続出。
しかし、何よりも小難しく考えることなく物語がスッと入ってくる。
これは見せ方が上手いのはもちろんのこと、大元のストーリーが「仲間を集めて悪いやつと闘う」というハチャメチャにシンプルなものだからだと思う。
シンプルだけど単調ではなく、次どうなるんだろう?というワクワクやハラハラが良いテンポで続いてくる。
おそらくTRPGが元ということもあり、理解に時間を要する世界観や説明もないし、残虐だったり性的なシーンもない(と感じた)ので、大多数の人が娯楽として楽しめるんじゃないだろうか。
あと、個人的には泣かせにくるようなストーリーってあまり好きじゃないんだけど、この映画は思わずジーンときちゃった。
(もう、そこまで含めてお約束の流れとして、その上でもやはり)
内容は観てもらえばわかるからいいとして、好きなキャラクターはサイモン。彼の活躍はぜひ注目してほしい。イチオシ。
次はドリック。有能すぎる。
忘れてはいけないのはゼンク。カッコ良すぎる。ああいうようになりたい。
ホルガも強い。逞しい。
主人公エドガン。変なカリスマがあるな。途中でカッコ悪いけどカッコいい。
敵も良い。
フォージ。胡散臭い。悪役〜という仕草の塊なのに漏れ出る小物臭。
ソフィーナ。強すぎるだろ。
あとはモンスター陣も魅力的なんだけど、ここは省略。
いずれにしても、最近観たなかでは一番に安心して元気の出る映画だった。
また観たい。