暑気払いはとうに終了し、かといって忘年会まではまだ日がある今日此の頃。
会社における飲み会で常々思うことをひとつ。
それは「カラオケを強要するな」ということ。
最近は各種ハラスメントに対する世間の目もかなり厳しくなってきていて、特にアルコール関係の問題なんかは敏感になっている。
そのため、無理に酒を勧められたり、あまつさえ一気飲みの強要をされるなんてことはまずない。
もちろん、セクハラなんて御法度である。
その一方で、今回問題にしているカラオケの強要などは、アルコールやセクハラに比べていまいちハラスメントと理解されていないフシがある。
そりゃ、最悪人が死ぬようなアルコールとはわけが違うし、割と簡単に盛り上がれるというのもわかる。
それでも「強要」だけは許されるべきではない。
たとえカラオケであっても、それに抵抗を感じる人は少なからずいる。
そのような人に無理に歌わせようとするのは、もはやハラスメント以外の何物でもない。
加えて、上司や年次の上という立場を利用しての「若い者から歌って盛り上げるべき」という強要はありえない。そんなことをしたら、立場を利用した立派なパワハラである。
そりゃ、場を盛り上げる事が大事なのはわかる。
だが、それは誰かに強要する必要があるのか?絶対にないだろう。
これまで、幾度かの飲み会においてカラオケの強要を食らったが、断ったところで場が冷めた上に許されず、歌ったところでこちらの気持ちなど沈み込むだけであった。
そもそも会社における飲み会自体が好きではないが、百歩譲って「普段話さない人との親睦を深める」という趣旨は理解できる。
しかし、そこでカラオケを入れてくる意味が理解できない。
歌いたいのならば有志で勝手にやってくれ。任意参加という名の強制参加である飲み会で巻き込むな。
あと2ヶ月ほどで忘新年会シーズンとなるが、幹事さんにはぜひお願いしたい。
カラオケを強要するのって、もうやめにしませんか。